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BLCDの感想や男性声優さんについて

愛の夜明けを待て!BLCD感想(新垣樽助×土岐隼一)

 

 

セリフ量&役柄的に土岐くんのファンは絶対抑えておくべき! 
人気シリーズ小説原作のドラマCDが再販されてました~!

新垣さんとは6/23発売の「君、シヲレルコト勿レ」でも共演が決まっていますし、お上品な声同士きっと相性が良いのでしょう!予習がてら(?)ぜひ!

「愛の夜明けを待て!」は2枚組の大ボリュームで、辛い展開も続くお話ですが、最後まで聞いたときの満足感といったらないです!

 

高校時代セフレ(NTR)関係にあった幼馴染の再会BL


人を愛することができない久史と、そんな久史にずっと尽くしてきて苦しんだ末に「久史を愛している自分のままでいたい」と全てを受け入れた黄辺。

 

感情の読めない浮世離れした攻めを新垣さん、厄介なタイプを好きになってしまった綺麗で情の深い受けを土岐さんが好演してくださいました。お二人ともCD前作「愛の本能に従え!」からのご出演で、凄いハマり役でした〜!繊細な演技が映えます。

 

BLといえば紆余曲折ありーの好き好き言い合って結局やるのが確定演出ですが、こちらはもっと根本的に「愛とは何か」を考えさせられる変化球でした。純文学っぽい?

 

久史は人に親切にはできるし、綺麗なものが好きという気持ちはある。でも血の繋がった我が子すら愛せない。ここを無理には変えられないのが肝だと思います。

 

そして黄辺が彼なりの答えに辿りついたときの、晴れやかで慈愛に満ちた声が良かった…!もしや失恋エンドかとヒヤヒヤしましたが、最終的には黄辺の粘り勝ちでしたね。

 

甘々な特典ミニドラマ『夜が明けてから』も一緒に聞くの推奨です!!同棲を再開し、突然溺愛彼氏と化した久史におっかなびっくりの黄辺が終始かわいくて!こちらまで幸せな気持ちになれました。



樋口先生の同時視聴会を拝聴した際のメモ

 

・視点切り替えがなくずっと黄辺くんモノローグ。土岐さん本当にお疲れ様です…!

・先生いわく噛み合っていない会話、2人の温度差が声の演技で表現されていて見事とのこと→終盤でやっと噛み合います

・久史との再開後の初絡み、無理矢理ですが久史の声が優しくて憎めない…

・「セッ×スってすごく汚い」と泣く子供久史かわいそうかわいい。新垣さんの音域の広さよ。オオムラサキの寝取り本能に振り回されたのは久史も同じ…

・史彰(志波次兄)×黄辺の寝取りはナレーション処理。それでもつらい…
個人的にとりときシーン聞きたかったな

・大和くんが「愛の本能」に引き続き登場。前作よりも成長しているのを感じます。よっ良い男!

・史仁(志波長兄)役小西克幸さんの喋りが誠実で説得感↑↑ 彼は話の通じる優しい人なので落ち着きます

・黄辺が大事な話をしてる途中で味噌汁飲んでる久史笑 噛み合わない…

・久史の宇宙人感、「こわい?」の言い方が絶妙!彼って悪意あるゲスな訳じゃなくて、本音しか喋らないしずっと黄辺のこと綺麗だと思ってるんですけどね…

・ショタ時代演じる女性声優さんの声が本当にかわいい!特に大和くん…無邪気すぎて孫

鳥海浩輔さんのヒール演技が凄くて、史彰(志波次兄)はクズだけど可哀想な部分もあるのが伝わります

・「お前のこと、俺じゃ幸せにできないのが一番つらい」黄辺渾身の演技ここ切ない…

・「生まれつき他人を愛することがそもそもできないんだ…」と告白する久史がここまで自然なのすごい

・旅行先にて2回目の絡み、久史が誘う時の掠れ声色っぽい。黄辺のキスされるときの声かわいい。本当に気持ちよさそう

・先生曰く、この絡み前後で久史の声音が違うらしいです(黄辺のトーンが変わってないのもまた良い)

・史彰(次兄)にあったときのよそ行き声黄辺かわいい。会社モードは猫被り

・次兄に怒りを露わにする久史すてき。これはもう十分情があるのでは?

・ふっ切れた黄辺の台詞「愛の循環のなかに、久史もいるんだ」「でも、久史はそのままでいいと思う。考える必要なんてない」を言える強さ、心の綺麗さ、慈愛みに涙…。暖かい声が染み入ります

・ラスト、久史万感の「ただいま」!ハッピーエンドで本当によかったです!


Youtubeでチャットしながら各自でドラマCDを再生するスタイルだったんですが、樋口先生が軽快なトークを繰り広げつつ、ファンのコメントにも反応してくださっていて!サービス精神凄すぎました…!

耽美なジャケ写は街子マドカ先生


かなり難しいお話で解釈も色々なので、声優さんのトークCDも合わせて聞くとより解像度が高まるかと!

こんな僻地にお越しの方はたぶん樋口美沙緒先生もムシシリーズもお詳しいと思いますが……CD感想の再録失礼いたしました。