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BLCDの感想や男性声優さんについて

おやすみ、いとしい小鳥さまBLCD感想(阿座上洋平×土岐隼一)

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癒し系ハートフル子育てBL。すれ違いもするけど、終始幸せな空気に包まれる良作でした~

キャラクター紹介


阿座上洋平さん…シュウ(人間)
雑用係としてライ様の屋敷で働き始めた光属性攻め様。
最初は1ミリも下心を感じさせない、下町の気の良いあんちゃんボイス
そこからどんどん優しさ(対コマ)だったり、甘さ(対ライ様)が滲み出ていく変化がよかった!

阿座上くん無双でどのCDを買うか迷ってる人へ。

FT阿座上くん「有難いことにBLCDって色々僕もやらせていただいてて、でもこういう子供を二人で育てていくみたいな、家族のほっこりするドラマCDはやったことなかったので…」「夫婦みたいな関係性が新鮮で楽しかった」

ということで、パパ上くんが聞けるのはここだけ!包容力ましましスパダリボイスに癒されてください!

土岐隼一さん…ライ様(有翼人)
なかなか周囲を信用できない、不器用で初心な当主様。受け。
両親に愛されずに育ったトラウマ、羽根の色のコンプレックスをシュウによって受け入れられて徐々に甘えられるように。それに応じて頑なだった声色も柔らかくなっていくよ。

有翼人の特徴は、羽根があって飛べることに加えて「繫殖能力・性欲が低い」→「一人でやったことない」→無知シチュ、媚薬(?)からの自慰指南が聞けますやったね!

元々えっちなことは何も知らなかったライ様が、シュウによって染められていく様子は土岐くんの清廉な声にぴったり。浮世離れ感も儚さも良くてキャラの勝利を感じました。


指出毬亜さん…コマちゃん(有翼人)
まじでかわいい。絵も声もかわいい。ぜひコミックスと合わせてどうぞ。
ライ様が拾ってきた卵から産まれた赤ちゃん。
血の繋がりはなく、ライ様が産む訳でもないので男性妊娠地雷の人も安心してね。

最初に見たのがシュウだったのでシュウに懐くけど、不器用な子育て初心者ぱぱ(=ライ様)との絆も深めていくよ。コマちゃんが駄々こねて三人で川の字で寝るようになったり。子はかすがいって本当ですねぇ。

ざっくりストーリー

子育てを通じてふたりが距離を縮め、精神的にも成長していくお話。

骨組み的にはこう。その過程のエピソードで、ライ様を初の食べ歩きデートに連れ出したり、シュウの地元の女友達をライ様が恋人だと勘違いしたり、シュウの里帰り中に寂しくて泣いちゃったライ様を見てコマちゃんが大冒険したり…。ライ様の過去はつらいものの、それ以外はさほど重くないほっこりテイスト。お屋敷の人もみんな優しいしね。

たまたま出くわすラッキースケベ展開と、FTで土岐くんが指摘してたように寝てるコマちゃんの隣で…的なピンクシーンは結構多かったです笑

小鳥さま・スウィマリ比較語り

wakabano.hatenadiary.com

佐倉リコ先生だと『想定外のスウィートマリッジ』も大好きで、2022年のマイベストBLCD2位に選ばせていただいたんですが……優しい気持ちで聞ける安眠CDってのは共通しているかな。同じ先生でも話は全然違っててキャスティングの妙を感じます。

『想定外のスウィートマリッジ』通称スウィマリはCV八代拓×CV田丸篤志で、攻めの悠馬が同僚の律くんに片想いしつつ、偽装結婚からの同居を持ちかけるお話です。

受けの律くんはマイペースな天然さんではあれど、割と何事もそのまま受けとめてくれるフラットな子なんですよね。自分の中の論理に矛盾がなければ思い切って決断する力もある。その辺が田丸さんのほわっとした声に合ってるんじゃないかなー。律くん以外でも、田丸さんの受けってすぐ泣くけど相手からの好意を否定しない素直な子が多い気がする。根がすこやか。

ライ様の場合は、羽根の色という自分にはどうにもならないことで親に疎まれて育ったせいで、人を信じられない部分があり。まず他人との間に設けた高い壁を乗り越え、その傷を癒すところから始めないといけない。頑なさの分脆さもあって、子供の頃のままの本心が剝き出しになった時に、この人を守らなきゃ……って思わされます。

まー役と作品によると言ってしまえばそれまでなんですが💦
例えば千晃くんなら『この手を離さないで』、壮馬くんなら『MODS』あたり。過去の色々で傷ついて心の鎧で武装しているような子は攻略難易度高めですよね。光属性の攻め様が何度拒絶されてもくじけずにアタックしないと溶かせない感じ。

そこまで極端ではないにせよ、土岐くんは難攻不落の高嶺の花感?が若干ありますね〜〜。オメガバースだとαの配役が多いですし。いつかチョロそうな受けを聞いてみたいものです(大の字)。

で、阿座上くんと八代くんの『ディレイル』組はお二人とも色々な役を演じてるので、佐倉リコ先生の作品に限定していうと。

スウィマリの悠馬くんはヘタレ優男攻めっていうのかな…前から律くんのことが好きで、騙し討ちみたいな形で同居生活に持ち込んだ罪悪感からどこか押し切れない。肝心なとこで引いちゃうから、ゴーイングマイウェイ律くんの方が男前ではある。傍から聞く分には無防備な律くんに煽られて悶々としてる悠馬かわいかったですけどね!八代くんの柔らかい口調が合ってた!

一方、シュウの場合は、ライ様が性的なことに完全無知だったので兄のように教える必要性が発生します。元から恋愛的な意味で好きだった訳ではないものの、子育てを通じて感情も膨らんでいくのは大きな違いかな~。
あと人の心に踏み込むのってかなり難しくて勇気のいることなんだけど、シュウの良い意味での大雑把さや強引さがライ様にはプラスに作用しましたね。阿座上くんはこういうグイグイ迫る攻めがハマる気がする。周りから見てどうかな、と迷うよりも先に自分のやりたいように動く!みたいな…。

……受けもお上手な割に阿座上くんに攻め配役が続いてて、八代くんは受けみたいな攻めが多いのはこういうところなんでしょうか。別に入れ替えても上手いことやってくれそうではあるけど。勝手な偏見続きでいうと、前野さんタイプ(王道!硬派!イケメン攻め!)と羽多野さんタイプ(ヘタレ!わんこ!お人好し攻め!)の差って気もする。
いや~~こういう人を型にはめるみたいな発言よくないね。やめとこ!

なんなら小鳥さまは若干「きみ手」を彷彿とさせる構図だったので、この分類は通用しませんでした。おしまい。

 


肌色シーンについて



ライ様はキャラが良くハマり役ってのもあって、台詞の言い回し自体がめちゃ45かった~~~!
一人になるとシュウのことばかり考えてしまい「どうして…身体が疼くんだ…」とか、オナバレからの後ろから擦られて「気持ちいい…だからやめないでくれ…」の震え感がすごく劣情を煽ってきます。たまらん。イった後も可愛い!

攻め様自身をinされてからは息詰める系?でちょっと苦しそうではあるんですが、それが慣れてないキャラの印象とぴったり重なります。一人で吐精するのさえうまく出来なかった受けだもんね…そりゃ不器用だよね…。

それと声我慢っちとキスハメがめちゃくちゃエッッッでした。そこを重点的に聞いてください。

原作確認しながら聞いてたら「その後の話」トラック、濡場がかなり増量されていてサービス精神にびっくり。結構長尺でちゅーしてます。あと特典ミニドラマのキスされながら感じるライ様の声がすっごい可愛いんですよね……。土岐くんは口塞いどくと色気増すんだなって覚えた。

阿座上くんは全体的に良かったです。攻めにこだわって聞かないので、受けのaeぎ邪魔しなければ平気なんですがそれにしても!声に愛情を乗せるのが上手いってどこかで見てまさにそれを感じました~~。第五話、ライ様が好きすぎて余裕なくなっちゃったシュウのある台詞が大変性的で、寝落ちしながら聞いててもいつもそこで起こされます。

寝る前に『路地裏プッシーキャット』の名前呼んでくれるトラック、『嫌いじゃないけど人間てコワイ!!』のNTRトラックをリピしがちなんですが、今度は小鳥さまのキスハメを阿座上くんローテに追加しようと思います。そんでもって『なんかもうあーあって感じ。』の素股トラックも入れたいので攻め上様に期待してます。

ちなみに『愛飢え、もっと。』は原作確認したんですが、ちょっとストーリー私の好みとはズレそうで……阿座上くんも松岡さんも好きなんですが……レポを待ちます。

佐倉リコ先生描き下ろしジャケットの多幸感…

フリトークに関しては、阿座上くんと土岐くんの意気投合した動物トークが聴けます。YouTubeでおんなじ犬の動画を見ていたり……新たなイベントを企画したり……ちょっとした言葉遊びでファンサもありましたよ♥

ちなみに原作を合わせて聞いた方が絶対いいタイプのお話。声だけでも可愛いけど、コマちゃんのふよふよもちっと感に破顔します。ほんとかわいい。
それに衣装のこだわりも凄いんですよね~中華風で体のラインが綺麗に出てて。美麗イラストの情報量込みでのえっちさだと思います。

お話は心の揺れ動き重視で丁寧に進む感じで良かったし、皆さんハマり役だったし、乾いた心にたっぷり水を注がれるような…栄養の詰まったほのぼのCDでした♪